キャリブレーションを行うには、ようこそページでService(サービス)をクリックして、サービスモードに入ります。
サービスページでは、スキャナーの接続状況を確認したり、スキャナーの正常動作に必要なすべてのキャリブレーションを実行したりすることができます。詳しくは、サービスのページを参照して下さい。
このページでは、スキャナーのキャリブレーション方法を説明します。
ヘッドのリキャリブレーション
このツールを起動するには、ヘッドのキャリブレーション ボタンをクリックします。
2種類のキャリブレーションがあります。
- リキャリブレーション
- 定期的にスキャナーのキャリブレーションを更新したり、スキャナーを移動した場合に実行したりする処理で、高速に行われます。
- フルキャリブレーション
- より複雑なキャリブレーション処理で、スキャナー修理後に実行します。
スキャナーの光学ヘッドの新規キャリブレーションを実行するため、このツールはキャリブレーションキットを使います。以下の手順に従って下さい。
- キャリブレーションキットをスキャナー内部の正しい位置に置きます
- ドロップダウンメニューから正しいキャリブレーションタイプを選択します
- キャリブレーションダイアログ画面では、ドロップダウンメニューから正確なキャリブレーションキット名を選択します
- Startをクリックします
ドロップダウンメニューにキャリブレーションキット名がない場合、Load New Master Xml(新しいマスターXMLをロード)ボタンを使って、適切なXml記述ファイルから新しいキャリブレーションキットを追加できます。
キャリブレーション処理は自動で行われます。終了後、ソフトウェアは以下のいずれかのメッセージを表示します:
- 'Scanner Already Calibrated' : キャリブレーションは必要ありません
- 'Scanner Recalibrated Successfully' : キャリブレーションが正常に完了しました
- 'Scanner Recalibration Failed' : キャリブレーションを再度実行する必要があります
キャリブレーションに成功すると、軸のキャリブレーションが自動的に開始されます。
軸のリキャリブレーション
このツールを使って、スキャナーの駆動システムをチェックします。スキャナーはオブジェクトをスキャン/分析し、このデータを使って駆動システムのキャリブレーションを行います。
このツールは、ヘッドのリキャリブレーションが終わった後に自動的に開始されます。 ボタンを使って手動で開始することも可能です。
'ダイナミックアーティキュレーションモジュール'が有効の場合、特定のキャリブレーションキーを使って軸をキャリブレーションします。その後、再度キャリブレーションを実行する必要があれば、同じキャリブレーションキーで行う必要があります。そうしない場合、キャリブレーションは失敗します。
ソフトウェアには、スキャナーのキャリブレーションに必要なオブジェクトの画像が表示されます。これは、キャリブレーションキー(ライセンスでダイナミックアーティキュレーションモジュールが有効になっている場合)または石膏模型のいずれかになります。
- キャリブレーションキーをスキャナーに置きます
- Recalibrate Axisをクリックします
- 求められたら、Okをクリックします
キャリブレーション処理は自動で行われます。終了後、ソフトウェアは以下のいずれかのメッセージを表示します:
- 'Axes Recalibration Successfull': キャリブレーションが完了しました。
- 'Axes Recalibration Successfull, Dynamic Articulation Calibration Failed' : キャリブレーションが完了しましたが、ダイナミックアーティキュレーションの位置決めが動作しません。このメッセージは、ダイナミックアーティキュレーションモジュールがライセンスで有効に鳴っている状態で、スキャナーが通常の石膏模型でキャリブレーションされた場合に表示されます。
- 'Axes Recalibration Failed' : キャリブレーションを再度実行する必要があります。